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今から30数年前、ある有名釣り雑誌で「サソイは、何故効果が」についてを書いた。それまでとは全く違う観点での内容である。当然、当時の有名人や名人たちから猛反発があった。当初は誰も信じてくれなかった。今では「私の説」が一般的に受け入れられている。魚は、流れながら落ちてくるエサが食べやすいからと言うものである。上り潮、下り潮のこともすぐには信じてもらえない。すなわち、潮の上り下りは「高気圧と低気圧」の位置関係が最大の要素(原因)である。上り潮は、紀州西岸と四国東岸の間を昔の「京(みやこ)」の方向へ流れる。また時には、和歌山市沖等で分岐流となって四国側へ。暖かい太平洋からの流れなので、水温が上がる。気圧配置による故に、高気圧低気圧が移動すれば1日中でも「上ったり、下ったり、止まったり」と変化をすることもよくある。これが私がここ10数年唱えてきている「上り潮、下り潮」である。今から30数年前に、釣り雑誌の編集長が言った言葉をまだ鮮明に覚えている「潮芯さんは、ガリレオガリレイの心境ですね。」私はあんなエライ学者ではないが、「新しいことを言い出して、誰にも信じてもらえない」そこが同じようだ。 12/24(木)木南潮芯 |